つどい工房のよくある質問です

つどいおばちゃん

つどいおばちゃんがこたえます!

Q

あんでるせん手芸って
昔おばあちゃんがしてましたよね。

はい。1984年(昭和59年)大阪の松村工芸社が、広告チラシで巻いた棒を編みつなげた作品に塗料をぬって仕上げた手芸を・編んで(る)染(める)・あんでるせん手芸と名付け商品化したところ、たちまちブームになりました。
身近にあるものを使ったリサイクル手芸として大変画期的でしたので、お年寄りから子供まであらゆる年代層に普及しました。

Q

我が家は新聞を購読していませんが、あんでるせん手芸は出来ますか?

できます!新聞に折り込まれる広告チラシ以外にポスティングチラシやスーパーに置いてある持ち帰り自由のチラシ、タウンペーパー等の印刷物で紙質が同じであればくるくる棒(同サイズの細長く切ったチラシを巻いた棒)に使えます。
また新聞を購読している方に(読後の)チラシスポンサーになってもらうのはいかがでしょうか。
年に一度手作りの手芸品をお礼代わりとしている方も多いです。

Q

あんでるせん手芸のキットはどこで売っていますか?

松村工芸社のスターターキットや巻き棒セット(くるくる棒を巻く際の芯にする)は通販や大きな手芸店で売っていますが、身近にある(おでんや焼き鳥の)竹串、編み棒、角が丸い菜箸などを巻く芯にして練習しても十分できますよ。

Q

くるくる棒(チラシを巻いた棒)がうまく巻けません、肩も凝ります。

本や動画を見て基本通りに巻いていますか?
人それぞれに手の大きさや指先に入る力の差がありますので、ご自分なりに微妙に変えてみてください。
巻く練習は一日30~60分迄。
音楽を聴きながら、テレビを見ながらのんびりと根気よく続けてください。
無理をすると肩がこったり、指が疲れます。

Q

昔作ったあんでるせん手芸のかごを愛用しています。形はしっかりしているのですが、色があせてきました。捨てるのは惜しいのですが。

古くなったあんでるせん手芸品はちりやほこりを払い落し、はがれた部分はボンドで修復し、もう一度スプレーや塗料を塗ってください。
見違えるようにきれいになりますよ。

Q

特別支援学校の教師です。
あんでるせん手芸を教育現場にとりいれたいのですが、本にのっている方法では難しいと思っています。

教育の一環としてこの手芸を活用して下さるのはとても嬉しいです。あんでるせん手芸を根気強く続けていくうえで大切な要素がありますので、ご参考にしてください。

  • くるくる棒を巻いてみること。竹串、編み棒、丸い菜箸を芯にして同サイズに切ったチラシを巻くことがスタートであり、大切な基本です。
  • 巻きあがったくるくる棒の太さ、長さが整ってきたら色別、模様別に分別したくさんたまったら自然に作りたいもののイメージがわいてくると思います。
  • まずは厚紙、紙箱、段ボールなどに貼り付ける作品から、次に折ったりねじったりしてリースや飾り物を、そして編んで仕上げるかご等へ、次第に手も慣れてユニークな作品が誕生するかも。とにかくのんびりと楽しんで続けて下さいね。
Q

著作権についてお伺いします。
あんでるせん手芸の作品を作った場合、それを販売することは可能でしょうか?著作権の侵害になりますか?

あんでるせん手芸の出版物、本には著作権があります。
著作権は著作者の権利を保護する大切なルールですが、詳細は私も理解十分ではないので、御自分で調べ、確認して下さい。

しかし、あんでるせん手芸品に関しては値段をつけ、販売するのは自由です。
この手芸は身近な物をつかうリサイクル手芸ですので、昔から継続して楽しんでいる方、子供達は工作として、介護の現場ではリハビリクラフトとして広く活用されています。
そのような社会性から細かな制約のない、おおらかな手芸といえます。

ですが、既存のあんでるせん手芸本や発表された作品を自らのオリジナルとしたり、営利にはしる行為は慎んで下さいね。
先輩手芸家をリスペクトする気持ちを忘れずに、あんでるせん手芸を楽しんで下さい。

Q

あんでるせん手芸を長く続けています。最近注文を受けるようになり値段をつけるのに悩んでいます。

販売時の値段付けは難しいですね。
この手芸は材料のくるくる棒を広告チラシで作っていますし、購入するものは針金と塗料くらいかな。
でも手間をかけ、心を込めた手芸品に自信をもって価格はつけたいし、それを求め、買って下さる人と出会えたら嬉しいですね。

リサイクル手芸品ですから価格帯も知れていますが、お互いに交渉しあうのも楽しいです。交渉が苦手なら、例えば円形の果物籠(底面15cm、高さ7cm、口径20cm)を宅配便の荷物を測るのと同様に15+7+20=42で420円前後、400~450円とする方法が簡単で明解です。 ~は手芸品のグレード(丁寧に美しく仕上げているか、工夫された箇所があるか等)で多少の差をつける意味です。
ご参考になれば幸いです。